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2020年12月7日月曜日

一瞬で変わる

人間は曖昧な生き物である
天人と悪人を区別している者が居て
住み分けがされている
善と悪がそれぞれの正義をふりかざして
理屈をこねている
人と接すると中身が入れ替わり
正体を現す
時に中心を隠しながら
顔は正直である
心の中は敏感である
顔は偽物である
耳は鈍感である
口は矛盾だらけ
人間は嘘である
何かは真である

2020年10月6日火曜日

秋雨

太陽が忙しくなり
雲も早足に
木陰には夏の足跡
昆虫たちは
知っている
訪れる雨の匂い
植物たちも
知っている
人間が知るには
年数が必要
長年の勘で秋雨を

渡り鳥

 此方から

彼方へ

生命を絶やすことなく

羽ばたいて

時計を奏でて

連絡を

2020年10月3日土曜日

すべての出会いで分け合うもの

 生まれてから様々な人と出会い縁をもらってきた

正体は数珠のように目には見えない

気付けばまわりだし

いい方向にも悪い方向にも向く

全てを分けあいながら

生かされている我々の世界

一つからはじまり

無数に増えていく


2020年10月2日金曜日

死に向かって

 道徳的に善とされるもの悪とされるもの

人々を区別して分けている誰かがいる

一人ひとり主人公であり

その他も主人公を演じている

欲と理、人々は正義を振りかざし去ってゆく

来る日もまた明日も

生まれながら死に向かって

社会にもまれて

何処にも綺麗な場所なんてない
家の中でもどの空間でも
それぞれの顔を持ち
寝ながら人相を変えていく
ゆらゆらと
社会の箱庭を歩き
帰ってくる
また箱の家へ
創られた棺桶の中に
足を入れながら…。

2020年9月25日金曜日

人間の質

周りが気持ち悪く見え

一定数必ずいる彼ら

自分では周りを害している事に

気付かず

嘲笑っている

一緒に話さないと外され

のけ者にされる



2020年7月13日月曜日

スランプ

気分が高まり
焦りと興奮がやってくる
静けさはなく
あと一歩で描けそうで
なにも出てこない
頭はすっきり
心は高く
何もせずまま一時間

2020年7月12日日曜日

夜明けと共に

夜の静けさから
ざわめく朝をむかえる
人々は感情を揺らし
行くべき場所に収まる
繰り返す日々の中から
苦しみや喜びを感じ
人間になってゆく

2020年6月13日土曜日

選択された欲望

説明を追加
小さな歩み
遊園地へと
流されて
お金を使い
似たものどうし
来る日も
去る日も
流されて
大人の遊園地

2020年4月25日土曜日

夕暮れと朝焼け

疲れた身体
毎日静まった部屋で
眠りにつく
英気を養い
日が昇ると
戦場へ
雨の日も
晴れの日も
雪の日も
また同じ部屋で眠りにつく
深い眠りと
朝焼けの窓辺

2020年4月18日土曜日

自信と虚勢

望みを持って
上を目指して
歩きだし
なかなか上がれない
悲しい事に
途中が楽しい
叶うと
自身を無くすか
虚勢をはるか

2020年4月12日日曜日

みんな汚れてゆく

そんなに
綺麗な場所はないよ
起きてから眠るまで
汚れを被り
落として寝る
その繰り返し
日常を忘れられず
どんどん汚れていく
周囲を見れば
悲しいかな

2020年4月5日日曜日

人の見方

瞳の虹彩
輝きは危うく
人間を振り回す
その裏に
黒い心を持ち
出会う度
使い分ける
次第に人相が
変わっていく
人々と触れ合いながら

見えない壁

他者との違い
心のひずみ
考えの相違
攻撃してくる者
距離をとる者
悲しいことに
認め会えない
興味の表れなのに

2020年2月4日火曜日

人間と海

疲れている時は
逃げても大丈夫
影は明るくしてくれる
声は高くなってないか
本人よりもまわりが気付くよ
近道はあるけど
誰も教えてくれる訳でもない
自分が気付けるか
清らかな海も
濁った河も
海に入る

2020年2月3日月曜日

心の中心

世界の平和
家族の平和
子供たちの平和
お金でもなく
社会的成功でもない
覚悟することでもなく
普通になること
優劣をつけるわけでもなく
名前を残すことでもない
勉強はほどほどに
芸術は美しく
人間を嬉しくさせてくれる
想いは伝わる
自分の良心に
願った記憶は記されているか

2020年2月2日日曜日

素敵な笑顔

悲しさや苦しみから
生まれた笑顔
すべてを認めるわけでもなく
何かを探し続けている
答えはきっと
心の内からわいてくるもの
それがわかるまで
笑顔を絶やすことなく

2020年2月1日土曜日

無常の

心穏やかに
何かに狂うことなく
偏ってはいけない
常に平常心
修行でもなんでもなく
自分が自分と試されているだけ
必要な部分は少しだけ
持って行こうか
自分は自分の専門家
外部の専門家は少ししかいない
大きく見てたり小さく見えても
元の回転を保つ
お休み中は逆回りまわり
隠れてもいいが
逃げるのは怖いときに
少しだけ

2020年1月28日火曜日

人間の明かり

心の明かり
気候は関係なく
心の天気
ハッキリ見え
クッキリ映る
混ざってしまうと
暗雲が
諦めは
必要なく
決断も必要なく
声を出し
僕になる
はじめから
そうだった
多くはたぶん
自分の声を
忘れただけ
またいつか
はじめにもどる
いつの日か
自然になるよ

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